「台中」でアートに、建築に、文化に触れる!

2日目は朝から台湾の新幹線(台灣高鐵Taiwan High Speed Rail)に乗って、一路台中へ。
そもそも台中って?

”台中市(たいちゅうし、タイジョンし、タイツォンし[1]、中国語:臺中市、英語:Taichung)は、台湾中部に位置する、中華民国の直轄市。2010年12月25日、台湾省が管轄する台中県と台中省轄市が合併して新たに台中直轄市となった。2019年10月時点での人口は2,813,397人[2]で台湾第2の都市である。旧名は「大墩」で、日本統治時代に「台中」という名称が作り出された。当時、静かで綺麗であるため、台中は「台湾の京都」と言われていた[3]。”
<出典:wikipedia>

しとしと雨の台北から快晴の台中へ!

朝早く起きて、宿のご飯で朝食を決め込み、出発するデザインサロン一行。
朝ごはんはおかゆやトーストを選ぶことができ、宿のコスパの良さが伺えます。
おかゆに好きなアテをのっけ盛りして、しっかり完食!お代わりする食いしん坊メンバーもいて、宿の食堂は込み込みですw
準備を整えたら、台中行きの新幹線へ乗るために、駅へ向かいます!
台北は通路にビルの軒が出ているので、雨に濡れることはあまりありませんでした。

朝からたっぷり食べる気ですね!

宿の真ん前には本物のおかゆやさんが!こっちも魅力的魅力的。。。!

このレトロな赤い炊飯器がたまりません!台湾のアイコン的存在。

おじいちゃんが作った、カラフルワールドへようこそ!

新幹線にのり、台中についたら、予報通り、快晴!めちゃ暑いです。
メンバーはタクシーに乗り込み、まずは彩虹眷村へ!とっても愛想の悪いタクシーに激おこぷんぷん丸で、虹村の前まで行きました。一番愛想の悪いタクシーでしたので、記憶から消したいです。
別名レインボー・ビレッジには、たくさんの観光客が!
特に入場料などもないので、メンバーは思い思いに別れて見学を。
そもそもレインボービレッジは、再開発のため取り壊される予定だったが、居住していた香港出身中華民国国軍退役軍人黄永阜による壁画アートが注目を集めたため保存が決ま理、今や一大観光地に。
本当にたくさんの人がおとずれていました。ストリートミュージシャンや、インスタバ映えを狙う女子たちや、楽しそうな家族づれ。こんなにたくさんの人が来る観光スポットになって、存続を決定した台中市の決断は素晴らしいなと思いました。

メンバー揃ってはいポーズ!

伊東豊雄氏の設計を堪能する!台中国立歌劇院で驚愕の建築を満喫!

虹村を満喫した後、再びタクシーで移動です。次に目指すのは、台中国立歌劇院。日本人建築家、伊東豊雄氏の設計で台中の新スポットとして注目を集めています。
今度のタクシーは、とても気さくないいおじさん。やっぱり接客って大事よね。。。w
台中国立歌劇院はNational Taichu Theater。略してNTT。今後NTTと呼びます。NTTは、、、台中国立歌劇院は、建物のなかにある劇場だけがオペラハウスではありません。
建物全体が劇場です。エントランスホールやホワイエはもちろんのこと、レストランや屋上庭園など、
どこにいても音や光や空気の流れを感じることができます。
壮大な宇宙の輝やきを間近に感じることのできる身体全体に訴えかける建築です。
―― 伊東豊雄 Toyo Ito
(「臺中國家歌劇院」 建築設計より引用)

という建物全体が見学に値する、全体が見るべき建築なのです。屋上庭園も。かつでバルセロナへ行った時に見た、ガウディの建築を彷彿とさせる、街の中に異端であり、しかし馴染み、感性を刺激する建築でした。

街中に突如現れるこの外観。さすがNTTです。

中は曲線を多用した柱など、まるで生命体の中にいるかのよう。

屋上庭園。こんな中でいつも過ごしてみたいですね。

周りはレトロなビル群。こっちのビルもとても素敵。かっけえ。

オシャレショップ「Artqpie佔空間」「宮原眼科」で心安らぐひと時を。

NTTを満喫した一同は、お腹がとんでもなく空いていることに気がつきました。お店を探すもなかなか決まらない。。。結果、鼎泰豊 (ディンタイフォン)の台中店へ行くことに。台北のお店へも行きましたが、今回もこちら最高のお味でした!
来るもの全てが美味しすぎて、感動の味。小籠包を毎日食べたい!青菜炒めを毎日食べたい!と思うのは僕だけではないはず。

満腹でご満悦になったメンバーは、次なる目的地へ。
まずは、台中の文化的shop「Artqpie佔空間」へ。ここは尾道であるbookイベントに出店をお願いしているshopで視察とお伺いを兼ねて訪れました。緑に囲まれたshopはとても素敵で、近くにあったら何度もおとづれたくなるお店です。中にはアンティークなアイテムやたくさんのzineや本や、シルクスクリーン作品や、活版印刷作品があり、関係も深い僕たちは密かにテンションが爆上げでした。
雰囲気の良いお店で、真似したい点がたくさんありました。

緑に囲まれた外観。素敵です。素敵すぎです。

入り口側。靴を脱いで入るスタイルで親近感が湧きます。

活版の版を展示することで、これで印刷されていることがよくわかります。さすが!

 

そして最後のお目当「宮原眼科」へ!

宮原眼科はもともと眼科でしたが、その後見放されていたような建物を、リノベーションしたもの。以前の建物の面影を残した外観とはうらはらに、西洋風のどこかの図書館に迷い込んでしまったかのような美しい内装。あちこちに使われる眼科や、台湾のお祝い時に使用する「囍」の字をモチーフにした店内など、ワクワクするテーマパークのようで訪れるだけでも価値があります!
引用ーLINEトラベルjp

大人気のアイスクリームは長蛇の列で並びませんでしたが、今回初めてタピオカミルクティーを頼んだり、お土産を買ったり。リノベーションされて活用されている建築はとても良いですね。

台中を満喫したメンバー一行は、新幹線で眠りながら、台北へと戻るのでした。
その後、夜市であんなことになるとは、、、、

夜市編へ続く!!

ロゴも素敵なバッグです。欲しかったー!

様々なポスターやグラフィック。刺激されること請け合いです!

 

今回の台中、台南に引き続きとても堪能できました。台北はやはりなんでもある大都会ですが、こういう地方都市の方により魅力を感じてしまうのでした。
もっと下調べして、もういちどおとづれたい街、台中でした!

文/上田昇辰