2日目は朝から台湾の新幹線(台灣高鐵Taiwan High Speed Rail)に乗って、一路台南を目指します。(*1日目の記事も後日掲載予定です)
そもそも台南って?

”台南市(たいなんし、繁体字: 臺南市、簡体字: 台南市、英語: Tainan)は中華民国西南部に位置する都市。2010年12月25日、元台湾省支配下の台南県と台南市を合併して、省から分離して新たに中華民国の直轄市となった。”
<出典:wikipedia>

台北からレトロタウン台南へ! まずは台北駅の大人気駅弁の店「台鐵便當本舖」のお弁当を堪能する!

朝早く起きて台北の新幹線乗り場へ向かうデザインサロン一行。台北駅から近い宿を選んでいたので、駅までのアクセスも楽々です。歩いて10分ほどで台北駅に到着しました。
台南はレトロな町並みやリノベーションが盛んな街。古い家をリノベーションしたショップがたくさんあるとのことで、ワクワクします。また台南はグルメの街としても有名で、食事もとっても楽しみです。

まずは楽しみにしてた駅弁を購入!台湾人もどんどん購入していくので、売り切れそうです。
車内で食べるのを楽しみに、いよいよ台湾新幹線に乗り込みます。

荘厳な感じの台北駅。渋いですね!

荘厳な感じの台北駅。渋いですね!

新幹線は日本の車両や日本企業が作っているので、ほぼ変わりありません。快適快適です。
シートを向かい合わせにして、旅っぽさがアップ!(やっているのは僕たちだけでした)
さて、お待ちかねのお弁当タイム。まだ温かいお弁当をオープンします!
さあ一体どんな味なのでしょうか?

色味が非常に少ないですね!茶色地茶色の占める割合が非常に多いですw

色味が非常に少ないですね!茶色の占める割合が非常に多いですw

見た目に圧倒されましたが、非常に美味しいお弁当でした!
添え物のキャベツは酢漬けのような味で、意外と箸が進みます。いろんな種類があるみたいなので、また次回挑戦したいですね。

新幹線から在来線に乗り換えて、いよいよ台南に入ります!(写真は在来線の様子)

新幹線から在来線に乗り換えて、いよいよ台南に入ります!(写真は在来線の様子)

まるでラピュタの世界!
木に浸食された廃墟にテンションブチアゲ!!

台南についたデザインサロンメンバーは2手に分かれタクシーに乗り込みます。行き先は「安平樹屋」。
ここはまるでラピュタの世界のように、廃墟の建物をガジュマルの樹々が侵食しているのだとか。。。まるでアンコールワットのよう!これは行かねば!ということで、まずはそこを目指します。しかし、タクシーは2台。現地集合ということで、3人ずつに分かれます。ワタクシたちの乗ったタクシーは「安平古堡」という所の近くに降ろしてくれ、なかなか別班と出会うことができません。地図を頼りにだいぶ大回りをしましたが、無事合流することができました(こういうのも「旅」の醍醐味ですね!w)。
中に入ると、書道関係の展示がしてあったり、サイケな色合いのアート作品などもあり、楽しませてくれました。そしていよいよメインの「安平樹屋」へ!
建物を多い尽くした樹々は、石を割り、レンガの間に入り込み、屋根に雄々しくそびえ立ち、生命力を感じさせる素晴らしい光景でした。アンコールワットより規模は小さいですが、その分樹々が密集していて隙間なく埋め尽くす様子に圧倒されます。フォトジェニックなスポットもたくさんなので、台湾人は皆彼女をイイ感じで撮影しようと必死でした。撮られる女性は、往々にして「目線を外す」というテクを持っていました。

樹々が建物に入り込み、生き物のようです。その長い年月の経過に想いを馳せます。

樹々が建物に入り込み、生き物のようです。その長い年月の経過に想いを馳せます。

 

デザインサロンメンバー。テンション上がりすぎてブレてる人もいますね!

デザインサロンメンバー。テンション上がりすぎてブレてる人もいますね!

レトロな町並みに首ったけ!
リノベーションされたオサレショップを練り歩く。

遺跡を堪能した一行は、タクシーに乗り、次の目的地「神農街」へ。ここはレトロな建物をリノベーションした建物が立ち並ぶ話題のスポットになっています。人数が多いこともあってタクシーを多用しましたが、台湾のタクシーは初乗り料金も安く、とっても使いやすいです。便利!

神農街では思い思いに歩きながら、建物を見たり、ショッピングをしたり。クラフトビールを飲みつつ歩きます。日本でも人気の服飾デザイナー 鄭惠中(ヂェン・ホェヂョン)さんのショーツを衝動買いしたりしましたw
レトロな建物のリノベーション作品やおしゃれな外観になったカフェや雑貨屋を巡りました。本当にセンス良いお店が多く、デザイン的にも参考になるものばかり。もっと長居したいと感じる場所でした。
道の間にもお寺があったりと、昔の生活習慣や信仰を感じさせる雰囲気がとても気に入りました。

強烈なインパクトの絵が書いてありました。閉まってましたがなんのお店でしょう?

強烈なインパクトの絵が書いてありました。閉まってましたがなんのお店でしょう?

古さの中にオサレな雰囲気を取り入れています。居心地の良さそうなcafeでした。

古さの中にオサレな雰囲気を取り入れています。居心地の良さそうなcafeでした。

食の宝庫、台南!
屋台からかき氷、台南名物の絶対食すべき担仔麺(タンツーメン)!

台南はとっても食が豊富!どこで食べても美味しかったです。屋台で買った「臭豆腐」。焼いてる匂いはなかなかのクセモノですが、実際食べてみると美味しい!少し濃い味の厚揚げといった感じで、全然食べられます。匂いにビビってはダメですね〜、ぜひご賞味ください。

屋台で買った臭豆腐。爆買いしていく台湾人もいましたw

屋台で買った臭豆腐。爆買いしていく台湾人もいましたw

台湾といえば!のマンゴーかき氷。マンゴー果汁を凍らせた名物かき氷は食べれませんでしたが、マンゴーやフルーツがふんだんにトッピングされたボリューミィなかき氷を食べました。こちらは一皿を2人ずつでシェアしましたが、それでも多いくらいのボリューム!
マンゴーの量も半端なく、金額に見合うのかというくらい入っていました。これは大満足!

ドカンと積まれたマンゴーかき氷。マンゴーの量が多いので、意外とお腹にたまりますw

ドカンと積まれたマンゴーかき氷。マンゴーの量が多いので、意外とお腹にたまりますw

そして、タクシーの運ちゃんに「オイシイヨ〜」と聞いた「度小月(ドゥシャオユエ)」というお店。結論、この店が最高でした!知らずに入りましたが、台湾でも超有名店で、120年間営業している老舗中の老舗です。
台南に来たら「擔仔麵(タンツーメン)を食べないと!」と下調べしていましたが、まさかここが元祖のお店とは!
こういう巡り合わせが、「旅」感をアップします。最高ですw

期待に胸を膨らませ頼んだ擔仔麵とその他諸々。ビールで乾杯しながら、堪能します。
擔仔麵はエビの香りが心地よく、スルッと入ります。その他空心菜の炒め物や、「千と千尋の〜」でお父さんが豚になる前にがっついていた、あのよくわからない料理のようなモノ。あれに酷似したものも食べました。あんかけの肉まんのような。味はとても美味しいです。意外や空心菜の炒め物が人気で、すぐお皿からなくなります。この店で食べたものは、全て美味しく、最高のお店でした。
また、味もさることながらホスピタリティが半端なく良く、居心地も最高です。
ワタクシの【台湾仕入れ】という使命から、「台灣啤酒(ビール)」のコップが欲しい!
という無茶な要求にも、親切丁寧に対応してくれ、6個ほど分けてくれました。そして最後まで優しかった。このお店、本当に最高です!ワタクシはホスピタリティの高いお店が大好きなんですw

台南名物、擔仔麵。エビの香りと肉そぼろが美味しさを引き立てる絶品グルメ。

台南名物、擔仔麵。エビの香りと肉そぼろが美味しさを引き立てる絶品グルメ。

 

注文した品々。どれを食べても美味しいって、最高じゃないですか。台灣啤酒のビアグラスもしっかりゲット。

注文した品々。どれを食べても美味しいって、最高じゃないですか。台灣啤酒のビアグラスもしっかりゲット。

食・文化・自然に囲まれた台南は一度は行きたいベストスポット!

食事を終え、タクシーで新幹線の駅まで向かい、台北へと戻ります。たくさん食べて遊んで疲れたみんなは、新幹線車中で眠りに入りました。しかし、メンバーの一人が切符をなくすという事件発生。結構慌てる40歳。台北駅の改札でなんとか交渉しようということで、ドキドキしつつ台北駅の改札へ向かうと、「OK,OK」みたいな感じであっさり改札を出ることができました。なんて優しいんだ、TAIWAN!

日帰りの台南旅でしたが、様々な文化に触れ、風習を見、オサレなものやレトロだけど温かい町並みを歩き、美味しいものを食べることができました。台北のギンギンな感じもいいけれど、少しのんびりした空気もある台南は、とっても良いところだなあと感じました。絶対、また行きたい!w

台南新幹線駅からみる夜景。またいつか!謝謝、再見!

台南新幹線駅からみる夜景。またいつか!謝謝、再見!

文/上田昇辰