手漉き和紙工場「長田製紙所」

長田製紙所さんは襖紙やインテリア装飾和紙を製造している手漉き和紙工場です。
和紙の素材である楮・三椏・雁皮・麻のそれぞれが持つ特徴を生かし、伝統を守りながら、「時代と ともに進化し続ける 和紙の暮らし」を追求しているそう。

社長であり伝統工芸士の長田さんによる紙漉きの実演&解説。
チューブのような容器からソースを出すような感じで(例えが良いかはわかりませんが)絵柄を描 く手法や、炭を和紙に挟む?手法など、和紙の概念をひっくり返され驚きました。

また、現代の住宅様式の中で、和室が減少しており襖の制作が減少傾向にある事実を聞きました。
襖の断熱効果や湿度調整、処分方法など多様性にすぐれ、こんなに素晴らしいものはないと熱く語っ ておられ、襖の重要性を考えさせられました。

蔵では展示、ショップでは販売、記憶の家では和紙作品の展示、揉み紙アクセサリーのワークショッ プを開催していました。
インテリア和紙にも力を入れられており、幻想的な空間で柔らかい光。 私も家をもったら欲しいなーと夢が膨らみました。

木材加工を行う工房「井上徳木工」

午後、工場見学に寄った「井上徳木工」さんの二階には代々の職人さんがつくられた 木製越前漆器のベースでもある角物木地のサンプルが山積みになっていました。
木地は漆や蒔絵で仕上げられる前の裸の状態。
写真に写っている木地原型の一つ一つのデザインやサイズが、全部違うのだそうです。 スゴイ量です、会社の歴史を感じました。

最後に正面玄関のまえでパチリ。
RENEW 運営スタッフの森さんもご一緒です。
何といっても鯖江の暖かさを感じたのがこの撮影時。

この写真、おばあちゃんがシャッターを押してくれたんです。
しかも iphoneで。ありがとうございます~

福井名物ソースカツ丼「ヨーロッパ軒」でシメる

Renew の締めくくりには、福井のソウルフードソースカツ丼を求めてヨーロッパ軒へ。 ボリューム満点でお腹も満たされ、広島へ帰ります!
Renew であったことを思い出しながら、帰ってからやってやるぞーと気持ちがむくむくと。 良い刺激や経験をいただいた Renew へ感謝です。また行きたい!

文 : きむあい